赤外線カメラを利用した非破壊検査は、建築基準法の法律の中で規定が行われている、定期報告制度が2008年に改正されています。この改正では外壁の定期検査に採用が行われ、社会のインフラ維持や保全への応用が進んでいると言います。さらに、2012年には日本非破壊検査協会が赤外線カメラを使った非破壊検査試験を開始、注目を集めています。近年、好感度であると同時に高速測定が可能な赤外線カメラも登場しており、微小な温度変化を検出することで、建築物や土木構造物、機械部品や溶接部分など、外側からでは見ることが不可能な内部欠損を検出することが用意に行えるようになりました。

複合材料の亀裂や剥離、ボイドの欠陥検出などにも応用が行われているのですが、検出精度は厳格化が行われており、従来では可能であった非破壊検査技術も、その検出精度がより高いものを求められるようになっています。新しい赤外線カメラを研究開発を行い、アクティブサーモグラフィ法と呼ぶ手法で、温度波法や超音波加振法、電圧印加法などのような、加熱方法にロックイン方式を採用し、信号解析技術を組み合わせて検出精度を高めているのが特徴です。ちなみに、電圧印加法は、被測定対象に対して周期的な電圧を与える方法で、その時赤外線カメラを使い測定を行います。測定結果では対象物の欠陥部を検出することが可能です。

様々な手法を用いて非破壊検査が行われており、その検査精度も高くなっています。

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