カスタムソケットを使用することで、これまで複数のインターフェースや機器を経由して接続をしなければならなかった2つの装置を、直接接続することができるようになります。しかし標準的なインターフェースではないため、様々な問題を生じることがあると敬遠する人も少なくありません。実際に標準インターフェースはその通信手順が確立されており、安心して使用することができる反面、高速で動作をすることが要求される場合などは、この方法では様々な処理が遅くなってしまい、システム動作に支障をきたしてしまうことがあるので注意が必要です。このようなときには、直接2つの機器同士を接続し、通信を行うためのカスタムソケットが用いられることが少なくありません。

通信手順が規格に則っていないため、様々なトラブルなどを招いてしまうと言うリスクがありますが、この点に注意をして使用すればより高速に通信を完了させることができるようになり、これまででは考えられなかった高速処理を実現することができます。この考え方は、機器同士を接続するだけではなく、様々なアプリなどのソフトウェアの動作ブロックを接続する場合にも利用されています。通常の動作の連携手順ではなく、2つのブロックの間で直接データの受け渡しを行う仕組みを独自に構築することで、処理速度を速めることができるのが特徴です。高速で動作するファームウェアが必要な場合などは、このカスタムソケットの発想でプログラムを作ることも少なくありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です