自動車の運転席には、エアコンや音楽プレイヤー・さらにはナビゲーションなども備わっています。一種のコックピットであり、そのなかにはカスタムソケットというものもあります。これは以前はシガーソケットが備わっていたところで、ライターの代わりにすることができました。しかし現在では愛煙家の数が激減していて、各自動車メーカーでもシガーソケットはオプションになされるに至っています。

カスタムソケットは自動車用品店などで販売されているアダプターを使用すると、電源を確保することが可能です。100Vから400Vまでの直流となっており、冷蔵庫から照明などいろんな電気製品とつなげることができます。ここでは昨今の新車に搭載されているICタグつきのカスタムソケットについて、簡単に解説をしていきましょう。以前のカスタムソケットの場合は、使用者自身で電圧を調整しないといけませんでした。

例えばスマートフォンを充電する場合、家庭用電源である100Vにダイヤルを合わせてアダプターを使わないと、漏電事故を誘発する恐れがあったわけです。自動車なのでこの漏電事故は大きな障害となり、ひどい場合は電気系統をすべて取り換える可能性も秘めていました。その問題を打開するために誕生したのがICタグつきのカスタムソケットで、今ではこのソケット自身が電圧を自動で調整して漏電を防いでいるわけです。2010年以降に販売されている新車には標準搭載をされました。

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