医療現場では、数多くの検査項目が用意されています。それに合わせてさまざまな検査治具があり、一度使用したものはすべて点検をして洗浄をしないといけません。以前は人の手で煮沸消毒をなされていましたが、現在では特殊な洗浄器を用いて短時間で終わらせることが可能です。ここでは簡単に、検査治具の消毒をおこなう洗浄器の概要についてご紹介をしていきましょう。

その機器とはプラズマ装置と呼ばれるもので、電子レンジ程度のコンパクトな設計になっているのがポイントです。プラスマとは陽電子のことを指しており、この陽電子を対象物に照射することでウイルスなどを滅菌することが可能です。プラズマを発生させるには、オリジナルソケットという装置が必要です。約50Vの電圧を生み出せる電極であり、淡い青色に発光するのが特徴となっています。

検査治具をこのオリジナルソケットの上に並べていき、電源を入れたら陽電子が発生します。昨今では大学病院だけでなく、個人クリニックでもプラズマ装置を完備されるようになりました。オリジナルソケットの使用には特別なライセンスも必要ないので、看護師や医師でも用意に扱えるものです。なお、オリジナルソケットは消耗品となっており、約100回使用したら新しいものに取り替えないといけません。

昨今では特に新型ウイルスが猛威を振るっているので、医療現場だけでなく飲食店などでも食器を洗浄するのに活用されているところもあります。

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